逆流性食道炎は遺伝性があるのか。
知りたくありませんか。
逆流性食道炎は生活習慣、
食生活、ストレスなど
外的な影響が原因で発症する
病気という認識が強いです。
これは、間違った認識ではありませんが、
逆流性食道炎には遺伝的な影響もあるという
データが有ります。
病気の遺伝性は筋肉や体の全体構造、
臓器の特徴が似た事が原因である為、
遺伝による発症は可能性として低くはない。
逆流性食道炎も同じように遺伝性がある病気
とされている。
逆流性食道炎の遺伝性について昔から研究が
進められている。
双子に対して実施した研究が有名です。
ある研究グループが2000グループの双子に
病気の遺伝性について調査しています。
逆流性食道炎もチェック項目に含まれている。
その結果によれば、
双子のうち一人が逆流性食道炎であれば
もう一人が胃酸の逆流や逆流性食道炎の症状が
あるケースがそうではないケースより
1.5倍多かった。
特に一卵性の双子には、逆流性食道炎は
外的影響より遺伝性が強く、
研究に参加した双子の一人が逆流性食道炎患者
であればもう一人が60%近くが逆流性食道炎の
症状があるという結果になりました。
逆流性食道炎は遺伝性があると言っても
おかしくない数字です。
一卵性双子は1つの卵子に1つの精子が受精されて
それが2つに分離することでできるのでDNA、
性別、血液型は同じになります。
顔もかなり似てくるという特徴があります。
二卵性双子の場合、何らかの原因で卵子が
二つ排出されそれぞれに精子が受精されることで
出来るのでDNAも血液型、性別も異なります。
ここから見ても特に一卵性の双子の場合、
逆流性食道炎は遺伝性が高いといえます。
しかし、逆流性食道炎は遺伝性があると言っても
逆流性食道炎になりやすい体質なだけで
必ず同じ病気になるとは限りません。
正しい生活習慣を守って、食べ物や食べ方に
注意していれば他の病気でもそうですが
逆流性食道炎にかかる事はありません。
自分の体調はよく観察することが大事です。
もし逆流性食道炎の親族の人がいて、同じ症状が
自分にも出れば専門病院の検査を
受けてみましょう。