逆流性食道炎とは

逆流性食道炎は、患者数が年々増え続けている
病気です。

にもかかわらず、
症状が重くなるまで軽視されがちなので
ほとんどの患者さんは
重い症状になってから初めて病院にいく。

しかし、病院の治療は薬治療がメインで
毎日薬が無いと症状が治まらず、
ずっと飲み続ける生活になってしまう。

これが逆流性食道炎に苦しむ人の現状です。

正直言えば、悲しい現状です。

本サイトは、
このような人に逆流性食道炎について
正しい知識を伝え、
どうすれば治る病気なのか
実体験に基づいて書き起こしたものです。

ぜひ参考にして、
辛い逆流性食道炎の治療に役立たせてください。

では、逆流性食道炎とはどんな病気なのか知識を
整理しましょう。

逆流性食道炎とは、
胃液や胃液と混ざった食べ物が胃から食道に
逆流して食道の粘膜を刺激することで
炎症を起こす病気です。

GERD(Gastroesophageal Reflux Disease)
と表現されることもあるが
実は、GERDは胃酸が食道へ逆流する
逆流症状を全般的に言います。

食道が逆流した胃酸によって炎症をおこす
症状が逆流性食道炎です。

GERDは、日本語に直訳すると、
胃食道逆流症になるが、
逆流食道炎逆流性食道炎胃食道逆流炎
などと呼ばれている。

単純に逆食と表現されることもある。

胃液は、食べ物を消化させるための
非常に強い酸性の液体です。

骨を一瞬で溶かす強い酸性をもつので、
本サイトでは胃液ではなく胃酸と表現します。

強い酸性をもつ胃酸が、
食道を通ると胸が焼けるような痛みや
違和感を感じる。

これが胸焼きという病状です。

胸焼きは体に非常に負担が大きい症状です。
体の痛みだけではなく、
心の悩みまで引き起こしてしまう。

胸焼きを恐れて、好きなものを美味しく
食べられなくなります。

ご飯が美味しく感じられないので満足感を
得られず、
食事が楽しめなくなります。

人間は食事から大きいな快感を得られるので、
美味しく食べられなくなったことの
心理的ダメージが非常に大きいわけです。

そこで一つの疑問が浮き上がると思います。

そもそも、胃は胃酸で炎症を
起こさないんでしょうか?

実は、胃の表面に胃酸に耐えられる
頑丈な粘膜があり、胃酸から胃を守っている。

なので、胃は胃酸にダメージを受けません。

一方、
食道には胃酸に耐えられる強い粘膜が無いため、
胃酸が逆流してしまえば刺激されて傷が
ついてしまうのです。

では、胃酸の逆流はなぜおきるのでしょうか

胃と食道を繋ぐ部分である噴門(ふんもん)に
下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)
という筋肉がついている。

本来なら、
この筋肉が食道を通ってきた食べ物が
胃に入るように胃の入り口を開ける、
また、胃から胃酸が食道へ逆流しないように
胃の入り口を閉める役割を果たしています。

つまり、
食べ物は胃の方向へ一方通行であるべき
ということです。

しかし、
過剰食事や加齢、ストレス、異常な圧迫など
逆流性食道炎の原因で下部食道括約筋の働きが
弱くなってしまいます。

下部食道括約筋の働きが弱くなれば、
胃酸が食道へ逆流しやすくなる。

これが、逆流性食道炎の発症です。

分かり易い動画(英語)が有るのでご覧下さい。



動画で使われている主な単語の日本語訳:
  • oral cavity : 口腔(こうこう)
  • lower esophageal sphincter: 下部食道括約筋
  • pharynx : 咽頭(いんとう)
  • esophagus : 食道
  • stomach : 胃
  • small intestine : 小腸
  • large intestine : 大腸
逆流性食道炎の発症仕組みについて、
明確なイメージを持てたと思います。

逆流性食道炎は欧米では非常に
多くの患者がいる病気で、
日本には比較的少ないとされていました。

しかし、
食生活もだんだん欧米化することによって
食生活の乱れや栄養バランスの偏り、

社会生活が複雑化することで発生し易く
なったストレスなどが原因で
近年逆流性食道炎に悩まされている人が
日本にも急増している。

残念ながら、危ない病気という認識が
非常に薄く市販の薬で症状を一時的に
和らげながら生活を
続けている人が非常に多い。

ま、薬を飲んでいれば逆食なんて
大丈夫だろうという
軽い気持ちで受け止めるので
症状をどんどん悪化させてしまう。

そして、

体だけじゃなく長く続けば
気持ちの面でも苦痛を味わえる事になる。

また、ストレスのもとになってしまうわけです。

怖いのは、逆流性食道炎が改善されないまま
長く続くと
食道がん胃がんを引き起こす
ケースも少なく有りません。

一回傷がついた食道は治療しない限り
悪化の進行も速いです。

軽視は禁物です。

薬に頼るのをもうやめましょう!
しっかり根本的に治療を目指しましょう。

自分の判断ではなく、
専門医療機関で検査を
受けて確実に治療しましょう。

しかし、
逆流性食道炎の病院での治療は
薬治療がメインになっています。

やっと、市販の薬から解放されると思ったら
また薬治療という現実が待っているのです。

薬治療が好ましく無いのは、
一時的に症状を和らげる薬の力に
頼り過ぎる状況を作ってしまうからです。

薬を飲まないと楽にならないという
生活はよくありません。

そもそも、薬で逆流性食道炎を
完治できると思わないでください。

逆流性食道炎を薬要らずの治療法
で改善できます。